Hiroshi Obata
尾畑 裕 教授

プロフィール

学位博士(商学)

最終学歴一橋大学大学院商学研究科博士課程

専門分野管理会計

主要研究テーマ原価計算の原価理論的基礎付け、IoTのコストマネジメントへの活用

社会的活動

  • 公認会計士試験試験委員(2005~2010年)
  • ロジスティクス経営士専門委員会委員長(2022年〜)
  • 公益財団法人 牧誠財団評議員(2023年〜)
  • 一般財団法人産業経理協会理事長(2023年〜)
  • 一般財団法人 建設産業経理研究機構理事(2025年〜)
主要担当科目

管理会計論 ゼミナールなど

所属学会・役職
  • 日本会計研究学会理事(2012~2018年、2021~2024年)
  • 日本原価計算研究学会元会長(2015~2018年)
  • 日本管理会計学会理事(2020~2023年)
  • 日本組織会計学会理事(2021年~)
  • 日本簿記学会
  • 国際会計研究学会
  • 経営関連学会協議会理事(2018~2024年)
主要な研究業績
ゼミナール紹介
演習のテーマ

原価計算、管理会計、(+Python)

演習の内容

 ここ数年の生成AIの進歩は目覚ましく、会社の業務で生成AIの利用は当たり前になってきています。皆さんには、生成AIをうまく積極的に使いこなしていく能力を身につけて欲しいと思っております。尾畑ゼミは、システムと会計の両方に強い人材の養成を目指しています。こういった人材は、非常に社会に求められていますが、稀少です。本ゼミでは原価計算や管理会計が3年時の主テーマになります。ただ、ゼミの活動の大部分は生成AIを活用してPythonを使ったプログラムの制作に当てられます。原価計算と聞いて、資格試験や検定試験の試験科目を連想し、常に電卓をたたいているイメージを持つかもしれません。しかし、実務で行われている原価計算は多様であり、試験問題を解く作業とは全く異なります。決まったパターンを適用するだけでは終わりません。より本質的な理解とシステム構成力、創意工夫が求められます。

 3年次の春学期はPythonを使ってオブジェクト指向の考えかたで原価計算を構築します。すなわち原価計算を構成する様々な概念をクラス(型)として定義して、それを組み合わせて計算のロジックを組み立てていきます。それにより本質的理解と応用力を身につけます。電卓片手に計算を行う原価計算のイメージとはずいぶんと違います。
 プログラミング技能の入門の頃は退屈であるため、この段階で躓いてしまうことがかつては非常に多かったのです。しかし、生成AIの活用によってこの最初の退屈な時期を簡単に乗り越えることができるようになりました。生成AIが提案するプログラムを単にブラックボックスとして受け入れるのではなく、その意味を理解し、評価できるようになってもらいます。それを通じて生成AIをうまく使って、質の高いプログラムを生み出していく能力を養成します。もちろん現時点で、プログラミングは、はじめてというひとでも心配はいりません。3年次の秋学期からは、経営組織のなかでおこる現象をエージェント・ベース・モデル(ABM)のシミュレーションで再現する実験を行います。管理会計の問題を、シミュレーションを使って解明していく研究は、まだまだ新しい研究分野ですが、非常におもしろい領域です。みなさんにもシミュレーションで組織現象や管理会計問題を分析する楽しみを味わっていただきたいと思います。もちろんシミュレーションのプログラムも生成AIを活用して制作します。

 4年次には、卒業論文に向けて個別テーマでの報告をしていただきます。3年次に習得した生成AIを活用した Pythonプログラミングをフル活用して、非常にオリジナリティのある管理会計研究に取り組むことができると思います。

 夏休み中には夏合宿を行ないたいと思っております。

学生によるゼミナール紹介