学位文学博士
最終学歴東京大学大学院人文科学研究科博士課程
専門分野近代日本経済史
主要研究テーマ明治期の財政・金融政策、戦前期の地方財政、戦前期の製紙業史、戦間期の地方銀行
日本経済史、現代日本経済史、入門経済史、ゼミナール
史学会、社会経済史学会、経営史学会、政治経済学・経済史学会、地方金融史研究会、交通史学会、日本歴史学会、首都圏形成史研究会
近代日本経済史(幕末開港~第二次世界大戦)
近代の日本経済(幕末開港~第二次世界大戦)について検討します。
近代日本経済史を学ぶ意義は、現代とは本質的に異なる側面を持つ近代日本経済の実態を解明することで、現代日本経済を相対化してその特徴を理解することにあります。
そこで3年次では、まず基礎的な知識を習得するために、近代日本経済史の展開を大筋で把握できる概説書を講読します。その上で、特定の分野や時期を対象とする最近の研究書・論文(たとえば明治期の鉄道史)を講読することで、日本の資本主義化が可能になった条件を考察します。
4年次では卒論を作成します。テーマは近代日本経済史に関するものについて、参加者各自の関心に基づいて決めます。その上で、先行研究や利用可能な史料を収集・読破して卒論の執筆を進めるのですが、演習では進捗状況に応じて中間報告と個別相談を行います。卒論執筆には一定の準備期間が必要ですので、どのようなテーマで卒論を書きたいか、早くから考えておくことが重要です。
なお演習は毎回担当者を決めて発表形式で行いますが、発表担当者以外の参加者も討論に積極的に参加するために予習が不可欠です。また合宿などゼミの行事に積極的に参加・協力してください。
演習に関する質問はE-mailを利用してください。オンラインでの面談の必要があれば日時を相談します。
(アドレスはkamiyama@eco.meijigakuin.ac.jp)