学位博士(商学)
最終学歴一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了
専門分野消費文化理論(Consumer Culture Theory)、市場戦略論(Marketing Management)
主要研究テーマ消費文化の形成プロセス、市場認識と組織慣性
教員個人のHP大竹光寿公式ウェブサイト
ゼミナールのウェブサイトゼミ – 大竹光寿
消費者行動論、ブランド・マネジメントの理論と実践、ワークショップ(パブリック・リレーションズ)、演習(ブランド)
Association for Consumer Research、日本商業学会(『流通研究』編集委員)、日本消費者行動研究学会(幹事)、日本商品学会、日本マーケティング学会(企画運営委員)、一橋商学会
マーケティング、消費文化、ブランド・マネジメント
本ゼミナールの狙いは、ユニークな研究を行うことを通じて、学問を深めるだけでなく、社会に何らかの貢献をし、得たものを卒業後の活動に繋げることにあります。取り上げる題材は、企業経営として「マーケティング」、経営環境として「消費者行動」や「消費文化」、そしてそれら2つを結びつける「ブランド」です。文化という視点からマーケティングと消費との関係を検討し、大企業のみならず、スタートアップ企業にも着目して、ブランド・マネジメントについて理解を深めていきます。
ゼミナールでは、個人研究とグループ研究を並行して行います。個人研究については、卒業論文として、自分にとって切実な問いを設定し、自分なりの答えを出す作業を行います。そのために、関連するテーマの研究論文や学術書、研究方法に関する文献を読みその内容をゼミ生らと共有・議論したり、フォールド調査に出かけたりします。また、研究成果をゼミで随時発表して、ゼミOBOGを含む実務家からもフィードバックをもらい、研究を深めます。グループ研究に関しては、関心が近いゼミ生とチームを組んで、現場でブランディングに携わる方々と接しながら、社会に対して何らかの貢献ができるようなプロジェクトを企画・実行してもらいます(下記参照)。
こうした個人研究とグループ研究を通じて、実務の現場との接点を学生なりに見つけて、学問と実践を行います。指導教員が2025年度に在外研究を予定しているため、今回はBゼミですが、要望があれば4年次にゼミ生が集える場を設定します。4年次の就職活動を控え、3年次に集中してゼミ活動に取り組みたい学生、合宿、課外活動やOB・OG会の運営などにも積極的に携わる学生の参加を期待しています。
※グループ研究のテーマ(一例):各チーム(3名ほど)で秀逸なブランドを探して、ブランドブック(創業者、社長、職人、マーケター、取引先、顧客、ジャーナリストなど、そのブランドに関わる方々を実際に取材し、写真や文章などでブランドの本質をまとめた本)を作成する。そして、取材内容や共同プロジェクトの結果を社会に発信する。つまり、単に取材するだけでなく、自らコンテンツのマーケティングも行うことになる。取材を通じて実務家から学んでいるのでそれが活かせる。実務家や学者の本もそれに合わせて読み込む。協力先企業へのアポ取り、本社での企画提案のプレゼンも含めて学生主体で行う。学生の取り組み自体がメディアから取材を受け、取り上げられることもある。
・主な企業とブランド:アサヒ(玄米ブラン、カルピス)、クックパッド、SALASUSU、資生堂、D&DEPARTMENT、富士フイルム、堀口切子、ミリメーター、森ビル、など