Takashi Saito
齋藤 隆志

プロフィール

学位京都大学博士(経済学)

最終学歴京都大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学

専門分野労働経済学、企業経済学

主要研究テーマ企業内人事制度の経済分析

主な社会的活動

  • 公益社団法人国際経済労働研究所共同研究員
  • 独立行政法人 経済産業研究所「企業統治分析のフロンティア
     :リステイクと企業統治」研究会委員
  • 厚生労働省 労働経済分析研究会委員
  • 株式会社 パーソル総合研究所 アドバイザリーボードメンバー
主要担当科目

労働経済論、入門計量経済学、計量経済学

所属学会・役職

日本経済学会、日本応用経済学会、九州経済学会

主要な研究業績
  • 著書 共著
    『スポーツの世界は学歴社会』PHP新書、2012年
  • 学術論文 共著
    “Business Integration and Corporate Performance under the Pure Holding Company System in Japan”, Japanese Research in Business History, vol.29, pp.55-76, 2013年
  • 著書 共著
    “Does Educational Background Affect Performance and Second Careers of Athletes? Empirical Analysis of Japanese Professional Baseball Players”, Y.H.Lee and R.Fort(eds.) The Sports Business in The Pacific Rim, Springer, pp.253-276, 2014年
  • 学術論文 単著
    「企業内賃金格差が労働者の満足度・企業業績に与える影響」、『日本労働研究雑誌』 No.670, pp60-74, 2016年
  • 学術論文 共著
    「なぜ就業継続率は上がったのか-ワーク・ライフ・バランス施策は少子化対策として有効か-」、『経済研究』Vol.68, No.4, pp303-323, 2017年
ゼミナール紹介
演習のテーマ

労働経済学

演習の内容

 このゼミの一番大きなイベントは、3年生の秋学期に実施する他大学との合同ゼミです。4~5人のグループを作り、労働経済学のテーマで興味のあるものを自分たちで選択し、計量経済学を用いた分析を中心とする研究報告をしてもらいます。では、労働経済学に関するテーマとはどんなものがあるのでしょうか。

 皆さんにとって身近な労働というと、まずはアルバイトでしょう。しかし、アルバイト一つをとっても、同じ仕事なのに時間や場所によって時給が違います。正社員とアルバイトが同じ仕事をしているのに、時給が全然違うということもあります。また、パートに代表される「非正社員」の割合が高くなり、多くは女性ですが、何故でしょうか。

 さらに最近は人手不足を背景に、外国人労働者が増加し、AIやロボットに代表されるように人の代わりに働いてくれるような技術も進展しています。コンビニ等でも外国人の店員さんをよく見かけますし、無人レジも増えています。これらが、日本の労働者にどのような影響を与えるのか。失業者を増やしたり賃金を低下させたりするのか、あるいはその逆なのか。もしくは良い影響を受ける人と悪い影響を受ける人が同時にいて、それらの間には何か違いがあるのでしょうか。

 また、ほとんどの学生は在学中に就職活動をします。企業にとっては採用活動ですが、日本は新卒一括採用がメジャーな存在です。採用されてから退職するまで、賃金の決定、仕事の割り当て、昇進・昇格の決定など、様々な人事制度のお世話になりますが、これらも研究対象です。例えば労働者にやる気を出してもらうには、どのような制度が良いのかということを考えます。経営学に近いテーマと思われるかもしれませんが、人事経済学という関連分野でこうした研究が行われているのです。

 皆さんには、3年生の5月末ぐらいまでにグループの研究テーマを決めてもらい、その後関連文献(研究書、論文)を集めて読み、それを手本として自分たちでデータを収集し、夏休みから秋学期にかけて計量分析を行い、結果を解釈し、合同ゼミ用の報告資料を作ってもらいます。毎回のゼミでは、各グループでゼミ以外の時間に集まって作業した成果を発表してもらいます。

 勉強以外にも、ゼミ生は毎月イベントを企画します。野球観戦、博物館等の見学、そして中でも夏合宿は大いに盛り上がります。このようにゼミとしての活動が非常に多いので、一人一つ係を担当して運営をスムーズに進めてもらうことになります。サークル・部活・アルバイトとの両立は非常に大変ではありますが、学生生活が充実することは間違いありません。

学生によるゼミナール紹介