Kaichi Saito
斉藤 嘉一 教授

プロフィール

学位博士 (経営学)

最終学歴学習院大学大学院博士後期課程修了

専門分野マーケティング、マーケティングサイエンス、消費者行動

主要研究テーマIT製品の普及と採用、消費者意思決定 (特に、考慮集合形成)

主要担当科目

マーケティングサイエンス

所属学会・役職

商業学会、マーケティングサイエンス学会、消費者行動研究学会

主要な研究業績
  • 著書 単著
    「ネットワークと消費者行動」,千倉書房,2015年1月
  • 学術論文 単著
    「WOM発信意思決定:新しいブランドのWOM発信に対する市場反応予測とブランドコミットメントの影響」,『流通研究』,第16巻第2号(2014年3月),pp.119-147.
  • 学術論文 共同執筆
    「何がブランドコミットメントを生み出すのか?ブランドと自己との結び付き,ノス タルジックな結び付き、ブランドラブの効果の包括的テスト」,『消費者行動研究』,第18巻第1・2号(2012年10月),pp.57-83.
  • 学術論文 単著
    「ITはITを呼ぶか?便益を部分的に共有するIT 製品間のダイナミックな補完と代替」,『流通研究』,第12巻第2号(2009年9月),pp.23-40.
  • 学術論文 共同執筆
    「複数製品の併用とスイッチを組み込んだ普及モデル」,『マーケティング・サイエンス』,第14巻第2号(2006年12月),pp.1-20.
ゼミナール紹介
演習のテーマ

マーケティングと消費者行動

演習の内容

なぜインスタグラマーの持ち物が流行るのだろう?なぜ普通のギフトよりLINEギフトを贈るのだろう?なぜライブ配信で投げ銭をするのだろう?なぜおそろいのコーデで東京ディズニーリゾートに訪れるのだろう?特定の製品・サービスがよく売れたり,一部の消費者たちの間でのみ爆発的に流行ったり,私たちの身の回りでは,様々なマーケティング現象が起こっています。

このゼミは,ゼミ生各自が興味を持ったマーケティング現象に「なぜ?」という問いを投げかけ,その問いに対して,消費者行動の立場から,ユニークであると同時に説得力のある答えを見つけることをねらいとしています。

なぜそのマーケティング現象が起こるのかを説明するためには,文献を読んでマーケティングや消費者行動の理論を学ぶことも求められますが,それだけでは十分ではありません。このゼミでは,(1) マーケティング現象に興味を持ち,その現象がなぜ起こるのかを既存の理論に基づいて説明しようと試みること,そして,(2) その試みの中で生まれてきた自分なりの新しい説明(仮説)が本当に妥当かを,データを収集・分析することによって確かめることを目指します。

理論を学ぶこと,データ収集と分析のスキルを身に付けることは大切ですが,その現象がなぜ起こるのかを自分なりに説明しようとする姿勢が何よりも大切だと考えます。主体性を持ったみなさんの応募を待っています。

学生によるゼミナール紹介