Satoshi Nakano
中野 暁 専任講師

プロフィール

学位博士 (社会工学)

最終学歴筑波大学大学院 システム情報工学研究科 社会工学専攻 博士後期課程修了

専門分野マーケティング・リサーチ、マーケティング・サイエンス

主要研究テーマ消費者行動のモデル化、マルチチャネル・オムニチャネル、行動ログデータの解析

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中野 暁

主要担当科目

マーケティング

所属学会・役職

日本マーケティング・サイエンス学会、日本行動計量学会、日本商業学会、日本消費者行動研究学会、日本マーケティング学会、日本ダイレクトマーケティング学会

主要な研究業績
  • 学術論文 共著
    Satoshi Nakano, Naoki Akamatsu, Makoto Mizuno (2022), Consumer Panic Buying: Understanding the Behavioral and Psychological Aspects, International Journal of Marketing and Distribution, 5(2), pp.17-35.
  • 学術論文 単著
    Satoshi Nakano (2022), Factors Influencing Consumers’ Online Grocery Shopping under the New Normal, Studies in Computational Intelligence, 1074, pp.59-75.
  • 学術論文 共著
    中野暁, 近藤文代 (2018), 混合隠れマルコフモデルによるオンライン・オフラインチャネル選択行動のモデリング, オペレーションズ・リサーチ, 63(10), pp.635-646.
  • 学術論文 共著
    Satoshi Nakano, Fumiyo Kondo (2018), Customer Segmentation with Purchase Channels and Media Touchpoints using Single Source Panel Data, Journal of Retailing and Consumer Services, 41, pp.142-152.
  • 学術論文 共著
    中野暁, 残間大地 (2017), メディア利用時間における自己申告型調査と行動ログの乖離に関する研究, 行動計量学, 44(2), pp.129-140.
ゼミナール紹介
演習のテーマ

マーケティング、マーケティング・リサーチ

演習の内容

 中野ゼミはマーケティング・リサーチをテーマに活動しています。ゼミの狙いは「マーケティングにおける諸課題に対して、データを使った科学的な意思決定を行うこと」にあります。

 企業は様々なマーケティング課題を抱えています。例えば、「自社の商品やサービスは、どういう人をターゲットにすれば良いのだろうか?」「実施したキャンペーンの効果はどの程度あったのか?」「顧客と長期的な関係を築いていくためにどういう施策を打てばいいのだろうか?」などです。こうした課題に対しては、データを使って消費者の行動を理解し、意思決定の質を上げていくことが重要です。特に、昨今のビジネスでは、様々なデータが利用できるようになっています。これに伴い、データに基づいたマーケティング意思決定ができる人材のニーズも高まっています。

 このゼミでは、大きく2つのことを習得していきます。第1に、マーケティング課題の発見と設定の仕方、及び、研究法、第2に、マーケティング・データを使った統計解析 (Rを使用)です。いずれにおいても、最初は関係する教科書の輪読と議論を行い、基礎的な理論や知識を身につけます。後半以降(3年次)は、グループワークを中心として、課題設定からデータ収集・分析までの研究を行い、成果をまとめて発表していただきます。また、この経験を活かし、4年次は個人での卒論に取り組みます。

 こうした活動を行う中で重視したいのは、課題とその解決方法を自らで考え、その結果を自らの言葉で発信していくことです。また、大学内に閉じず、視野を拡げることも大切です。例えば、企業のマーケティング実務家に向けて研究成果を発表し、フィードバックを得るといった取り組みなども企画していく予定です。

 ゼミメンバーの懇親を深める行事も実施しています。積極性、主体性を持った学生の応募を期待します。

学生によるゼミナール紹介