Masato Ubukata
生方 雅人 教授

プロフィール

学位博士(経済学)

最終学歴大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程中途退学

専門分野ファイナンス、時系列分析

主要研究テーマ

  • 金融市場の高頻度データを用いた計量分析
  • 分散リスクプレミアムとジャンプリスクに関する研究
  • 経済・金融資産に関する予測可能性について
主要担当科目

ファイナンス入門、コーポレート・ファイナンス、ゼミナール

所属学会・役職

日本経済学会、日本ファイナンス学会、日本統計学会、日本金融・証券計量・工学学会

主要な研究業績
  • 学術論文 共著
    Andersen, T. G., Todorov, V., Ubukata, M., “Tail risk and return predictability for the Japanese equity market”, Journal of Econometrics, 2021, Vol.222, pp.344-363
  • 学術論文 単著
    Ubukata, M., “Jump tail risk premium and predicting US and Japanese credit spreads”, Empirical Economics, 2019, Vol.57, pp.79-104
  • 学術論文 単著
    Ubukata, M., “Dynamic hedging performance and downside risk: Evidence from Nikkei index futures”, International Review of Economics & Finance, 2018, Vol.58, pp.270-281
  • 学術論文 共著
    Ubukata, M., Watanabe, T., “Pricing Nikkei 225 Options Using Realized Volatility”, Japanese Economic Review, 2014, Vol.65, pp.431-467
  • 学術論文 共著
    Ubukata, M., Oya, K., “Estimation and testing for dependence in market microstructure noise”, Journal of Financial Econometrics, 2009, Vol.7, pp.106-151
ゼミナール紹介
演習のテーマ

企業財務・投資理論

演習の内容

 ファイナンス(企業財務・投資理論)はビジネスパーソンにとって世界共通の専門知識の1つであり、企業財務の知識や分析手法、ならびに投資理論の応用範囲はライフプランニングといった家計にまで及びます。企業財務(企業金融、コーポレート・ファイナンス)では企業が企業価値の向上を目指し、ビジネスをおこなう上で必要な資金をどのように調達するか、資金をどの事業に投資するか、株主にどれくらい利益を還元するかといった意思決定について考えます。投資理論(インベストメント)では株式、債券、投資信託といった金融商品の特徴や投資戦略について考えます。

 3年次はグループワークを中心に、基本的な企業財務と投資理論に関連する考え方や知識を高めていきます。例えば、業界当てクイズ(財務諸表ベース)や積み立てNISA(2024年以降ルール)に基づいたポートフォリオ・コンテスト、グループ研究などをおこないます。また、経済・経営のデータ(アンケートデータを含む)や資料を活用して情報を収集し、そこから価値を引き出し、まとめ上げる力を向上させるために、Excelを用いたデータ分析もおこないます。4年次には3年次の内容をさらに高めつつ、卒業論文という目標に向けて逆算する形でゼミ活動をおこないます。そのほかに、先輩ゼミ生との懇談やゼミ合宿等があります。なお、演習の欠席は全体のモチベーションを著しく低下させるので、正当な理由のない欠席に対しては厳正に対処します。このような流れでゼミ生はビジネス・財務について好奇心をもって臨めるようになる基盤を作り、今後のキャリアを意識し、キャリアで使える考え方やツールを身につけていきます。

 その他のゼミに関する情報は説明会や学生によるゼミナール紹介のページ等を参考にして下さい。

23年度学生によるゼミ紹介:生方雅人ゼミナール

(※)昨年度にゼミ生の募集をおこなっていないため、一つ上のゼミ生はいないことをあらかじめご承知おきください。

学生によるゼミナール紹介