学位Ph.D.
最終学歴ケンブリッジ大学大学院博士課程 (経済学)
専門分野開発経済学、健康医療経済学、応用(実証)ミクロ経済学
主要研究テーマ
教員個人のHPMakiko Omura HP
ゼミナールのHPOMURA SEMINAR
開発経済学、環境の経済学、フィールドスタディー、ゼミナール
AEA アメリカ経済学会、日本公衆衛生学会
Health Economics (健康・医療経済学)
本ゼミナールでは、健康・医療経済学を学びます。健康・医療の分野から、複雑な現実の経済社会問題を考察します。健康・医療は私達の幸福・厚生にとり重要な要素です。その社会的仕組みや、関連する私達の行動を理解することは、そうした厚生の改善にも繋がると考えられます。
健康・医療経済学は、医療制度の社会費用便益といった側面だけでなく、「健康とはどのような財なのか」「健康に気を遣う人とそうでない人との違いは?」「健康と年齢との関係は?」「なぜ健康に悪いとわかっていながらタバコを吸い続けるのか」「なぜ追加で民間の健康医療保険に加入するのか」といった私達に身近な疑問を考察することにも有益なツールを提供してくれます。
大村ゼミナールでは3年次では、ゼミ生はテキストを輪番で発表し、討論に積極的に参加することが求められます。ゼミで採用している教科書は邦訳版がない英語のテキストブックBhattacharya, Hyde and Tu 著“Health Economics”になります。このため、ゼミ生同士で協力して内容の理解に努め、発表を準備することが必要となります。同時に4年次から本格的に取り組む卒業論文にも、3年次の中頃から取り組み始めます。
本ゼミナールの目的は、全世界あらゆる人々と関わりのある「健康・医療」の問題を考察し、経済学的に分析する手法及び、分析したものを的確に表現する―論文を書く・発表をする―力を身につけることにあります。こうした能力は将来、どのような分野に進もうとも有用な資産となるでしょう。また、様々な理論や事例を学ぶことで、多様な経済社会事情に対する造詣を深め、視野を広げることが期待されます。