学位博士(経済学)
最終学歴大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程中途退学
専門分野ファイナンス、時系列分析
主要研究テーマ
ファイナンス入門、コーポレート・ファイナンス、ゼミナール
日本経済学会、日本ファイナンス学会、日本統計学会、日本金融・証券計量・工学学会
企業財務・投資理論
ファイナンス(企業財務・投資理論)はビジネスパーソンにとって世界共通の専門知識の1つです。企業財務(企業金融、コーポレート・ファイナンス)では企業が企業価値の向上を目指し、ビジネスをおこなう上で必要な資金をどのように調達するか、資金をどのビジネスやM&Aに投資するか、株主にどれくらい利益を還元するかといった意思決定について考えます。投資理論(インベストメント)では株式、債券、投資信託といった金融商品の特徴やリスク管理、投資戦略について考えます。
学生時代にもっと深く学んでおけばよかったことに関する最近の民間企業による意識調査では、トップの語学に続くのが金融となっています。理由は色々あるでしょうが、ファイナンスの知識や分析手法は、経済の不確実性が増している中で個人の資産管理や投資判断に欠かせない要素と考える人や、日々の生活で金融に関する判断や選択を行う場面が増えており、ローンやクレジットカード、投資、年金、保険など、さまざまな金融商品や制度に関する知識が求められていると感じる人、将来のキャリアに対して有利に働くと感じる人が多いからであると思われます。
3年次はグループワークを中心に、例えば、財務諸表ベースの業界当てクイズや積立NISAの制度を考慮したポートフォリオ・コンテスト、関心のある題材でグループ研究などをおこない、基本的なファイナンスに関連する考え方や知識を高めていきます。また、経済・経営データやアンケートデータ、その他の資料などから分析をおこなうExcelなどを用いたグループワークもおこないます。4年次には引き続きグループワークをおこないますが、卒業論文という目標に向けて逆算する形でゼミ活動をおこないます。
その他には、先輩ゼミ生と合同ゼミや夏のゼミ合宿等があります。なお、演習の無断欠席は全体のモチベーションを著しく低下させるので正当な理由のない欠席に対しては厳正に対処します。上記のような流れでゼミ生はビジネス・財務について好奇心をもって臨めるようになる基盤を作り、今後のキャリアを意識し、キャリアで使える考え方やツールを身につけていきます。 ゼミ活動に対する意欲がある学生であれば、ファイナンスの前提知識があまり無くても歓迎します。ゼミ説明会や学生によるゼミナール紹介のページ等も参考にして下さい。