Makiko Omura
大村 真樹子 教授

プロフィール

学位Ph.D.

最終学歴ケンブリッジ大学大学院博士課程 (経済学)

専門分野開発経済学、健康医療経済学、応用(実証)ミクロ経済学

主要研究テーマ

  • 子供の貧困と健康
  • 学校保健衛生政策と貧困児童の健康改善
  • 食・健康・経済の関連性
  • 所有権と自然資源管理
  • 夫婦別姓制度
  • ワインの経済学

教員個人のHPMakiko Omura HP

ゼミナールのHPOMURA SEMINAR

主要担当科目

開発経済学、環境の経済学、フィールドスタディー、ゼミナール

所属学会・役職

AEA アメリカ経済学会、日本公衆衛生学会

主要な研究業績
    • 学術論文 共著
      Omura, M. Cortese, S., Bailhache, M., Navarro, M., Melchior, M., van der Waerden, J., Heude, B., de Lauzon-Guillain, B. & Galera, C. (2024) “Associations Between Symptoms of Attention-Deficit Hyperactivity Disorder, Socioeconomic Status, and Asthma in Children,” npj Mental Health Research. vol.3(22). (doi: 10.1038/s44184-024-00064-z)
      https://www.nature.com/articles/s44184-024-00064-z
    • 学術論文 単著
      Omura, M. (2019) “Why Can’t I keep my Surname? The Fairness and Welfare of the Japanese Legal System”, Feminist Economics. vol.25(3), pp. 171-200. (doi: 10.1080/13545701.2019.1588467)
      https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/13545701.2019.1588467
    • 学術論文 単著
      Omura, M. (2016) “An Analysis of Wine and Food Consumption Dynamics in Japan using a Vector Error Correction Model”, Applied Economics, vol.48(44), pp.4257-426. (doi: 10.1080/00036846.2016.1156230)
      https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/00036846.2016.1156230
    • 学術論文 共著
      Omura, M., Sakurai, Y. & Ebihara, K. (2016) “An Analysis of Wine Consumption Trends and Food-Related Expenditures in Japan”, International Journal of Business and Globalisation, vol.17(1), pp.1-32. (doi: 10.1504/IJBG.2016.077563)
      https://www.inderscience.com/info/inarticle.php?artid=77563
    • 学術論文 単著
      Omura, M. (2008) “Property Rights and Natural Resource Management Incentives: Do Transferability and Formality of Property Rights Matter?”, American Journal of Agricultural Economics, vol.90(4), November. (doi: 10.1111/j.1467-8276.2008.01151.x)
      https://www.jstor.org/stable/20492359
ゼミナール紹介
演習のテーマ

Health Economics (健康・医療経済学)

演習の内容

本ゼミナールでは、健康・医療経済学を学びます。健康・医療の分野から、複雑な現実の経済社会問題を考察します。健康・医療は私達の幸福・厚生にとり重要な要素です。その社会的仕組みや、関連する私達の行動を理解することは、そうした厚生の改善にも繋がると考えられます。

健康・医療経済学は、医療制度の社会費用便益といった側面だけでなく、「健康とはどのような財なのか」「健康に気を遣う人とそうでない人との違いは?」「健康と年齢との関係は?」「なぜ健康に悪いとわかっていながらタバコを吸い続けるのか」「なぜ追加で民間の健康医療保険に加入するのか」といった私達に身近な疑問を考察することにも有益なツールを提供してくれます。

大村ゼミナールでは3年次では、ゼミ生はテキストを輪番で発表し、討論に積極的に参加することが求められます。ゼミで採用している教科書は邦訳版がない英語のテキストブックBhattacharya, Hyde and Tu 著“Health Economics”になります。このため、ゼミ生同士で協力して内容の理解に努め、発表を準備することが必要となります。同時に4年次から本格的に取り組む卒業論文にも、3年次の中頃から取り組み始めます。

本ゼミナールの目的は、全世界あらゆる人々と関わりのある「健康・医療」の問題を考察し、経済学的に分析する手法及び、分析したものを的確に表現する―論文を書く・発表をする―力を身につけることにあります。こうした能力は将来、どのような分野に進もうとも有用な資産となるでしょう。また、様々な理論や事例を学ぶことで、多様な経済社会事情に対する造詣を深め、視野を広げることが期待されます。

学生によるゼミナール紹介