Seiki Sato
佐藤 成紀 教授

プロフィール

学位経済学修士

最終学歴東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学

専門分野セグメント会計

主要研究テーマセグメント情報の修正再表示問題

主要担当科目

財務会計論、原価計算論、ゼミナール

所属学会・役職

日本会計研究学会、日本管理会計学会

主要な研究業績
  • 学術論文 単著
    「セグメント別利益のディスクロージャー-米国セグメント会計基準の検討-」『経済学研究』東京大学大学院経済学 研究科自治会 1988.10
  • 学術論文 単著
    「セグメント情報の修正再表示(1)-SFAS No.14の検討-」『経済研究』(明治学院大学)第89号, 1991.3
  • 学術論文 単著
    「セグメント情報の修正再表示(2)-USX のケースから-」『経済研究』(明治学院大学)第90号, 1991.3
  • 学術論文 単著
    「セグメント情報の修正再表示(3・完)-SFAS No.14の再検討-」『経済研究』(明治学院大学)第91号, 1991.10
  • 学術論文 単著
    「ソニーにみるセグメント情報の修正再表示」『會計』第175巻, 第4号, 2009.4
ゼミナール紹介
演習のテーマ

企業の会計システム

演習の内容

 企業の経営にとって会計システムは、その財政状態や経営成績に関する情報を提供するという、重要な役割を担っています。

 ゼミナールでは、こうした会計システムに関する研究を、ゼミ生一人ひとりが主体的に進めることになります。テーマは会計に関連があれば自由に選択できます。将来就職を希望している業界の企業についての収益性や安全性の分析、会計制度や会計ルールの仕組みや問題点を考察するのもよいでしょう。あるいは、経営やマーケティングと会計の関わりを調べてみることも、有意義な研究です。

 実際、各自のテーマを、すぐに見つけることは、なかなか難しいものです。そのような場合、基本の確認から始めると、自分の問題意識を発見できることが多いものです。そうした観点から3年次春学期は、英文教材を用いて会計の基本を学ぶことから始めます。いま、世界の決算書のグローバル・スタンダードとなっているのは、国際財務報告基準などに基づく英文決算書です。会計情報を英語でも理解できる人材がますます求められている、現代のビジネス環境への適応能力を身につけていきます。

 こうしたウォーミングアップに続いて、三年次春学期の後半からは、ゼミ生各自のテーマ探しが始まります。毎週、順番に、関心のあるテーマについてのプレゼンテーションをしていきます。ゼミでの個人報告とディスカッションを通じて、自分のテーマを模索して行くわけですが、そのプロセスがとても大切です。参加者全員から色々な意見が出されて、それを参考にしながら、自分のテーマへのアプローチを進めます。四年次では、卒論の完成を目指した個人報告を、さらに積み上げていきます。最初に選んだテーマから、次第に別のテーマに関心が移っていくことも多いのですが、それは、テーマを真剣に探している証拠でもあり、まったく自然なことです。誰もが、迷いながら目標を探すものです。

 ゼミでは、「学び」の楽しさを実感してもらえたらと思っています。自分で考え、自分の意見を持つことはとても大切です。ゼミでの報告について出された質問をしっかりと把握し、それに対して的確なリアクションができるように、コミュニケーション能力を高めていきましょう。みなさんが主役となるゼミナール体験を是非、楽しんでもらえたらと思っています。

学生によるゼミナール紹介